世界に触れる。

ある世界に触れる機会があって、で、思ったのが、やはり自分には現実感みたいなものが薄い、あるいは薄かったんだなぁ、ということ。だから結局、自分の書き物には現実感がなくて、言葉だけが上滑りしていってしまう。いわゆる形式だけの物言い、になってしまうということ。
いろいろな人にはいろいろな事情があってしかるべきで、私にはそのことについてわーわーゆう権利がないのはもちろんなのだけれども、やはりいろいろな意味でとても現実色の強い職というものはあって、そういった人たちを前にすると、自分の所業にはそれほどの現実感が感じられなくなってしまう。
自分の仕事に誇りがないとかそういうことではなくて、要は自分のスタンスみたいなものに対する自分なりの評価なんだと思う。
もう少し現実に即したものを書かないとなぁ。いや、ただの現実の写しを書くとかいうんではなくて。