どこかで、あるいはどこかの国で、今も。

昨日も今日も、どこかでばくはつとかじらいとかてろとか(もしかしたらどくがすなんていうものもあるのかも知れない)(せんそう)何か分からないけれども、そういった何か分からないもので、つみもないひとびとが命を落としている。つみもないひとびとは、何に対して罪がないのだろうか。つみもないひとびとの命を奪った人あるいは人々あるいは団体あるいは国あるいはもっともっと何か分からないもの、でも結局それは人なのだったけれども、彼らは許されざることを侵したのだ。彼らは、誰から許されないのだろうか。これはでも、たんじゅんであたまのわるい疑問なのだろう。どうしてひとをころしてはいけないのですか、そういった類の、とてもかんたんなしつもんなのだろう。例えば私が犯罪を犯した時に*1、この書き物はマスコミに取り上げられるのだろう。そして、偉い人々が、あたまのいいひとびとが、いろいろのことを言うのだろう。いろいろの分析をするのだろう。それを見た人々が納得してうんうんと頷いて、日々の話題にほんの一時(いっとき)のぼったりして、食器を洗う時の泡よりも早く消えて行くのだろう。私はある人の中でもう一生喚起されない記憶の海の底で、まだ誰も見たことのない異形の魚に食べられて、新しい命の糧になるのだろう。何かの役に立てるならば、それはそれで本望である。深層心理を読めば好い。それはだって、私にも分からないことだから。この書き物の答えなんて簡単じゃあないか。何も考えていない。ここには何もない。何も主張していない。それが全てだ。どうしようもない。その上で、お偉方のお話は、一帯どんな解釈を私に与えてくれるのか、それはまあ、一つの余興でもあろうかと思うけれども*2

*1:もちろん仮定の話ですよ。

*2:もっかい言っときますけども、何もしないから!!!